時計台のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
軍手から染み入り爪が緑色 掃った草の返り血ごとく
12
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詠み人知らず
久しぶり 軽くなりては 痩せたかな 白髪も増えて 立派な老犬
8
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へし切
孫が来た なかなか会えぬこの時に 爺ちゃんと お話も上手に
11
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茂作
川の字の孫に二を足し添ひ寢して 幾度も目覺む春の夜の夢
14
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ななかまど
森をでて二足歩行に歩きだす猿人いまの道具はスマホ
9
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滝川昌之
手を焼いて義母の老いなど責めながら苦笑の妻の役目うらやむ
13
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ながさき
いつまでも 續くわけなし 獨裁者 足元崩れ 分解まぢか
7
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詠み人知らず
自由とは 未来に向かう 前向きさ 後ろめたさの 綴りはなくて
7
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灰色猫
月面を歩いていたい夜だから裸足で土を感じていたい
12
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茂作
柔らかな春の光のまん中で ちつちやな帽子が蝶々を追ふ
12
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へし切
孫からの 日にち遅れのお祝いに 心もなごむ 今日も 誕生日
10
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ななかまど
雪背負いかがまりおりし幼杉さあ起きあがれ明るき空へ
10
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滝川昌之
そら豆に焼き筍と体内に旬を取り入れぜんぶ肴で
11
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詠み人知らず
話し咲く 君の思いと 優しさに トゲを刺したは 老けたなと
3
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茂作
一寸だけ素直になれば近づけた なんとも云へない君との遠さ
9
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へし切
見つめれば 花も恥ぢらふ麗し女の 知らぬ顔してうつむく紫蘭
12
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恣翁
昼酒の歓び尽くし 巷をし 友と歩けば 空ぞ映えける
11
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滝川昌之
修復師 画家の技法や色づかい鼓動のごとく聴く術に立ち
14
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ななかまど
人のいぬ学び舎に立ち口遊む夢と希望の校歌の二番
12
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詠み人知らず
水入らず 家族で出掛け お留守番 一人待つ部屋 広く感じて
7
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