柊+のお気に入りの歌一覧
横井 信
晴れた空 ふんわり残る夏雲をそっと見送る麦わら帽子
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ひげじぃ
水引て泥にまみれし椀ふたつ 天高き空、ゴミとして出す
7
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ひげじぃ
雨の夜に老母はひとり逃げしとう 着の身着のまま位牌握りて
6
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へし切
常ならぬ世にしあればと何惜しむ咲いて零るる秋萩のはな
17
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桃山
義母かたる古きみ寺の秋の庭に桔梗咲くかな白と紫
10
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詠み人知らず
家帰宅 私のスペース 何かあり 造花がちょこんと 飾ってあった
7
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滝川昌之
雨後の陽に まだ乾かない 路面には 映る秋空 降りくる蜻蛉
16
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ななかまど
母のあじ思いだしつつ削りたるささがき牛蒡水へと放つ
12
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横井 信
夢を見る心の奥に引っかかる異国の村の悲しい小説
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KEN
今更に 去年の秋悔う 祭り人 軽き神輿を 担いだ軽さ
12
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ななかまど
飽くことを知らぬかのよう降る雨に降らねば困る節を思えり
10
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横井 信
リモートの会議を終えて長月に法師ゼミ鳴く街を眺める
11
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河のほとり
いかばかり悲しきことのありとてや声ふり立てて蝉のなくらむ
12
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河のほとり
道の辺の木の下ごとに過ぎ憂くて急ぐを知らぬ夏の旅かな
13
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KEN
ぽつぽつと 地に淺緋の 落つる音は 雨に敢へなく 凌霄花
13
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灰色猫
はじめての雪の世界を踏んだとき禁止事項はなにもなかった
13
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ななかまど
固まりて水面の浮きを見る人は何を釣るのか時を止め居る
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横井 信
過ぎ去りしローカル線に秋風はヌスビトハギの花にささやく
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詠み人知らず
宵闇に ゆらりゆらりと 舞う君の 花散る姿に まこと似たりし
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ながさき
五輪には 開催都市と 見栄を張り 自国の民に 犠牲を強いて
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