詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
果てしなき藍の帳に耀へる星の聲ひとつ掌に掬び上ぐ
12
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秋日好
剪定もされない薔薇から垂れ下がるクレマチスの蔓花重たげに
18
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秋日好
八重桜愛でる間もなく散りゆけば心の底でクッションとなれ
20
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コタロー
鯉幟大きなものも小さきも飾らぬ家も平成終はる
8
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千野鶴子
風吹けば舞い上がるほどの口を持つ私に打ち明け話は止して
6
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深谷真雪
打ち明けるひともいなくて泣きながら深夜書き殴る三十一文字
9
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みなま
目盛り二つほどずれたらし明るさと彩度の微妙に違う戸の外
5
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みなま
散る前の重力にあらがうことと咲くのはどちらがいたむのですか
6
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千野鶴子
煌めきをどんな貴石にたとえよう皐月の若葉緑鮮やか
6
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灰色猫
オリーブと塩をふりかけ菜の花にかがやく海の魔法をかける
34
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詠み人知らず
現には悲哀の露も 憤みて滾るマグマも 胸にぞ溜むる
7
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詠み人知らず
離れがたき思ひ抱けり この風の安らかに吹く温もり知れば
15
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煩悩
夕空に持ち上げんとす亡骸の肩のむこうに月面の海
7
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詠み人知らず
カレンダー幾つ捲らば春や来む 君のこころに 御子のこころに
7
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詠み人知らず
ゆらいでは堪えきれずに毒漏らす 素のまま世間に身をおく害悪
10
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秋日好
パーソナルベスト記録で到着と春突き抜けてメッセージ来る
17
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秋日好
これでいい書きたいことは書けたから生きた証の欠片にはなる
15
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へし切
この雨は卯の花くたし降りやまずいつか晴るるやこころの空は
17
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詠み人知らず
ドリーミーな虹にも ダブルスコアーで勝ったぜ 見てくれこの艶やかさ
7
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秋日好
あれこれともしもに備える生活は己が身体を酸欠にする
15
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