澤木淳枝のお気に入りの歌一覧
きりあ
脳内に物質よたまれ切実な願いを込めて生きる毎日
8
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詠み人知らず
黄泉のみちふり返りてもかへるまじ袂をそぼつは紅葉なるかな
10
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詠み人知らず
かきくらし汐折り懸くる潟元やうきねもかたし葦原さわぎて
6
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浅草大将
風のなか骸はいつか朽つるとも残る骨をばたれか毀たむ
16
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加祢
世に出でば露の命を全うす数多の珠のかがよひを見む
25
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螢子
アスファルトの道に囲まるる我が庭は熱を孕みし風の吹きだまり
8
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螢子
陽も落ちて涼しき風の吹きたれば蚊は何処へと行きたるものや
14
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螢子
戦争を知らない我等聞き取りてつくるミュージカル「願い」と名づけ
15
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詠み人知らず
昨日より 明日の私で いたいから私は私を 思い出にする
19
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詠み人知らず
アメあとに 怯まず足を 上げたなら 深くに強く 残る足跡
2
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詠み人知らず
君の事 ただの葦だと 思ってた ちゃんと人間 だよねごめんね
4
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詠み人知らず
くるくると 舞い踊る様に 繰り返す 昔話と 恋のおはなし
6
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風蛾
八月の六日と九日風ふたつ宿り木もなく時空に逸れ
5
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風蛾
いつの日も心の中で回向読み生き抜くことが反戦なのだ
3
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氷魚
忘れたとしても消えない傷跡を抱いて今日も誰かを愛す
7
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詠み人知らず
食欲が妙に元気だと暦みれば、立秋すぎて、あ、食の季節。
3
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聴雨
秋告ぐるこほろぎひとつ裏庭で銀の鈴をばころがしゐるか
21
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浅草大将
人の世に神を忘れてひさ方のあめりかとても地の国なり
14
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聴雨
久方の雨の夜にはもの思ふ海の底めく揺らぎの中で
18
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悠々
ピカドンが世界最後の大花火拍手喝采いまなお止まず
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