藍子のお気に入りの歌一覧
灰色猫
花籠のなかで丸まり眠る猫起こさぬように密かに過ごす
22
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灰色猫
一発の花火となりてわたくしは君の夜空の華となります
26
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灰色猫
空白を埋める言葉は言わないで心の隙間が歌になるから
26
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桐生賄
死に急ぐ 人の心も 分からない 訳ではないよ 吾、経験者
23
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桐生賄
お義母さん 本当の吾は こんなにも 弱く醜い 人間なんです
22
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恣翁
水晶の 火を灯すがに輝ける 南天の実に 翡翠の影
15
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朔夜
ひとの目を気にしないとはいわないが白いキャンバスかくのは私
6
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朔夜
あさっての告白よりか今しがた貴方が淹れたお茶の幸せ
6
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朔夜
何をするあてどもなしに考える吾というもの人というもの
4
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朔夜
何気ないささいなことを積み重ね積み重ねつつ冬の坂道
4
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石川順一
カエデの葉白靴に乗る石段は満願堂までの緊張保つ
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みやこうまし
声かけりゃほほえみ返す病妻の甘えに泣けり死期の近ずき
23
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萱斎院
風さむみ松のした葉に散りやどる やがてうつろふもみぢ葉の色
10
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えこ
私こそ被害者だという顔をした少女に問を投げかける海
11
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えこ
ひとりでは贅沢すぎる柿の実を分ける人もなくただ皮を剥く
18
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えこ
ただ君が生きているのか知りたくてどうでもいいことLINEで送る
10
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蕾野
地下鉄の駅のホームの自動ドア これがあるからまだ生きている
5
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滝川昌之
また黒だ 葬儀のたびに会う人に 今度は喪服じゃなくて会おうね
7
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八慧(やゑ)
ほとほとに逢えないままに過ぎて行き枯葉を舞わす冬が始まる
5
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八慧(やゑ)
久々の君が差し出す焼き芋は出会った頃を蘇らせる
5
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