恣翁のお気に入りの歌一覧
夏恋
止めたとて愛煙家らの悪口を手のひら返して言えやしないわ
4
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おちふう
散り透いたもみぢの枝に留まりていとらうたげに雀さへずる
4
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夏恋
人の事情を鑑みず得々と物を言うのが外野だからな
3
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詠み人知らず
親心できない子ほど いとおしく 自分の中に「できない」を見る
17
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みやこうまし
ひとり生きひとり往くのが天道か沈む夕日に掌合わす
16
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みなま
当たったら離婚するかも 六億円そういうひとには当たりませんよ
8
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みなま
助手席で陽を受け光るその頬に紅さして! 恋知るや君
4
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文麿
朝ぼらけ風なぎ草に霜わたりやがて色めく遙か西嶺
7
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麻倉ゆえ
月兎そっと隠した半影が注目されて満たされる夜
3
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よも式部
首筋に ぽつん と浮かぶそのほくろ 隠しておいて他の女には
9
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紫草
仰ぎ見て心を映す人のため浮雲まとい月も装う
14
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五穀米
冬の日の魚眼レンズに沈みたる中華街から栗売りの来る
4
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まぽりん
棹させど尽きぬ千尋の底よりも深き恋路に迷ひけるかな
20
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ふきのとう
毎朝の宅配牛乳を断れば空しき箱は役目終えたり
10
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あまおう
龍の吐く炎真白き雲海に銀の鱗の剥がれては雪
21
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遠井 海
凍てついた手先つま先むなしさをぬるい湯船で解きほぐしてる
6
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五穀米
張り詰めた心人を責める気持ち解き放ちたし夕の鮨店
2
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五穀米
冬の夜の薬缶の湯気と紛いたる新しき日の不確かさ何故
5
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みやこうまし
さざれ石紅葉と濡れる御所の道きらり光りてせきれいが切る
13
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蓮生広任
午後三時陽が差し込んだ机上には家族の写真が眩しく光る
5
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