聴雨のお気に入りの歌一覧
千紘
五月雨に打たれてたわむ紅薔薇の宿る雫に涙映りぬ
30
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林ユキ
君の瞳(め)は何もうつさぬ夜の色海のとどろき響かせるだけ
11
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芳立
雨の夜に逢はであくれば淡くのみ君をおぼえむあさぞくるしき
14
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垂々
純白をギュッとかためた雲の手に招かれている「ようこそ夏へ」
22
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加祢
ひゐらきも二百年を経てをれば角みなとれてまるくなるとふ
27
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浅草大将
人の親のこころに闇もありだ川淵のふかきに鮎もあらじな
16
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由良
まだ青い空にチーズ色の月おかえりなさいと言われたようで
7
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垂々
まだ少しあなたが残るほうの手でだし巻き卵を詰める明け方
23
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庭鳥
雨垂れを数えて過ごす水曜日憎いくらいにリズミカルだな
14
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まるたまる
たはむれにマーガレットを植ゑてみる鉛色の空少し重さう
18
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螢子
想えども想いは伝わることはなく卯の花腐しの雨に流るる
15
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粕春大君
憂かりける世にふる雨に身を染めて末摘花はくれなゐに咲く
28
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笑能子
旗の下交わした言葉虚しくて今只一人風の色読む
5
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四季野 遊
いとせめて胸に星降る心地して神のみぞ知るそして許さる
7
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四季野 遊
ひたすらに心ささげし君ゆえにせめて明日を晴れて送らん
4
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四季野 遊
ぽつぽつと詠える歌の愛しくて只それだけに心ささげて
9
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芳立
村雨のかわかぬ街に月てればひとこそ来ざれ夏きたるらし
9
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螢子
うたの道きまらぬように花の道きまらぬままに増えゆく草々
10
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三沢左右
雨滲みて黒きに染むる石塀の柔かるめるは世の溶き合ふか
12
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日央
村雨の激しかるを知りながら露を纏いて何処に飛ばむや
6
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