恣翁のお気に入りの歌一覧
花柊
寒気去りて 今日一日は 来たるべき 良き日想わせ 励まされている
2
もっと見る
あかつき
ちくちくと懲りること無きこの口をかがり縫いしてしまいたい夜
8
もっと見る
市川春水
戦中は広島にありしこの歌集焦げしページをそっと撫でけり
9
もっと見る
偽嫁
たくさんを のぞまぬことが そんなにも おかしなことか ささやかでいい
7
もっと見る
詠み人知らず
ダメもとで出した作品載っており 明日に向けての勇気となりぬ
5
もっと見る
詠み人知らず
お疲れさん喫煙ルームに集う人 どの手の甲も皺を抱える
12
もっと見る
麻倉ゆえ
あたためたミルクの匂い漂って冬らしい朝しっとり光る
17
もっと見る
もなca
ためらわずまっすぐ歩く光射す方角にあるものを信じて
8
もっと見る
文麿
小雨降る森の落ち葉の濕り氣と肩に傳はる君のぬくみと
4
もっと見る
鍬乃呑
雲ばかり広がる空をなんとなく重い頭を持ち上げて見る
1
もっと見る
いちにのパッパ
妹にパパが優しい気がするの?五歳はふてくされてママ、ママ
1
もっと見る
みやこうまし
深刻になるなと言われ口塞ぐ介護の愚痴の空回りして
12
もっと見る
みつき
窓ガラス冷たさばかり染みるのに頬までつけて夜の声を聞く
2
もっと見る
麻倉ゆえ
液晶が照らす暗闇ぼんやりと冷え込む夜の色を示して
8
もっと見る
あひる
咲き盛る菊とひ孫と寫りゐる祖母の笑顏が遺影となりぬ
7
もっと見る
あひる
田の神が空へ歸ると祖母云ひし田仕舞ひの烟この頃は見ず
6
もっと見る
只野ハル
最終日感慨もなく退職の実感もなくこんなものかと
5
もっと見る
只野ハル
希望され応じたけれど定年を待たず去り行く日が来ようとは
5
もっと見る
あさ
憧れを追い抜き走れ 流れ星放つ光は君だけのもの
3
もっと見る
詠み人知らず
肌白く背中の線の切なさが 腰の丸さで芸術になる
18
もっと見る
[1]
<<
1861
|
1862
|
1863
|
1864
|
1865
|
1866
|
1867
|
1868
|
1869
|
1870
|
1871
>>
[2570]