藤久崇のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
人は鉄 焼いて鍛えて刃にもなる それでも錆びる やがては朽ちる
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詠み人知らず
洗い桶に溜まった椀をチラ見して 妻の帰宅に 合わせて濯ぎ
25
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詠み人知らず
電柱の影を探して陽を避けて 人は季節に 越されるばかり
25
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千映
まん丸のこころで生きるそれよりも楕円形が心地よい気する
32
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千映
花終り牡丹の首にハサミ入れ「ごめんなさい」と目をつぶる
9
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千映
ピンク系小花を集めた庭の隅乙女こころに花が寄り添う
13
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千映
爽やかな薫風の中一段と小鳥の声の澄んで耳入る
14
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詠み人知らず
契れども 末の松山波越しき 一人しぼるる 君憐れめど
12
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詠み人知らず
この瞬間 今この時に向き合いたい 君の過去などどうでもいいの
18
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詠み人知らず
追いかけてほしかったのだと 今さらに洩らす本心 摘んだの誰なの?
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詠み人知らず
ああいっそ はっきり振ってもらえれば 諦められる一時泣いても
17
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inosann
妻と見る残雪まといし富士山を沼津へ向かう汽車の車窓に
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夢士
子らが来て賑やかになり家のなか空き部屋すべて孫に荒さる
30
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夢士
引き潮のごとく子ら去り静寂の居間のテレビの音の大なり
31
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夢士
酔ひ覚ましバス停過ぎてぶらぶらと銀杏落ち葉を拾ひつ歩く
31
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夢士
庭に咲く梅花うつぎの風に揺れ朝の一時しばし眺むる
18
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夢士
夢に見ゆ蝶の舞ふ樹に登り居て蜜を撒きをる爺となりぬる
17
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夢士
朝の日にシャクヤクの白輝きて今日一日の元気を受ける
18
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沙久
劇団員かと思う程の微笑みとシザー持つ手に騙されている
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なかしぃ卿
性格の悪き美人と薔薇の棘触れて傷つき指の血を舐め
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