大埜真巫子.のお気に入りの歌一覧
由良
言いかけたコトバをそっと飲み込んで土に還った春の淡雪
17
もっと見る
由良
寝室のカーテン開けたら真っ青な空と一緒に飛び込んで来る夏
13
もっと見る
由良
夜も更けて神無月には神様がお留守で悪さの一つも出来そう
13
もっと見る
由良
物言わぬ月の明かりか深々と在るべきものを悟らせてゆく
13
もっと見る
由良
蛍火の欠片程でも構わない君の心に灯っていたい
13
もっと見る
由良
優しい言葉を編んでいきたくてほどいてはまたやり直している
12
もっと見る
由良
空一面敷き詰めたような雲間から光が漏れる月の在り方
12
もっと見る
由良
真っ白な花びら隅に落ちていた涙ひと粒くらいの小さな
4
もっと見る
由良
白梅はもう咲きたれど 会えぬまま研ぎ澄まされてく君への想い
1
もっと見る
由良
カフェオレの優しい苦味がふんわりと君が居ない時間を埋めてく
6
もっと見る
由良
藍色の空中庭園照らしてるデイジー 月の色を映して
3
もっと見る
へし切
春あらし地中ざわざわ雨うてば虫たちのこゑ混じりてさわがし
22
もっと見る
恣翁
緑衣編む絹糸に似たる細き葉を 東風や裁ちけむ 鋏のごとく
32
もっと見る
恣翁
癖らしく 指に巻きては髪弄る女を覗く窓に 蛾の骸在り
26
もっと見る
南美帆
花冷えの夜に毛布に包まりて何処かで眠る彼を案ずる
8
もっと見る
南美帆
明日の夜あなたに会えるそれだけを燃料にして働いている
7
もっと見る
ほの香
香水が煙草の匂ひに溶かされて憎むべきひと修羅のあとかた
18
もっと見る
美津村
雨やみて散歩に出でし夕の街自轉車習ふ幼とその父
8
もっと見る
美津村
庭池の金魚に手出しする猫にやさしく諭して云ひ聞かす妻
17
もっと見る
紫乃
時間軸の刹那の想い残したくてカメラのシャッター切るみたいに詠む
10
もっと見る
[1]
<<
180
|
181
|
182
|
183
|
184
|
185
|
186
|
187
|
188
|
189
|
190
>>
[217]