藤久崇のお気に入りの歌一覧
木タロー
舌の根のかわかぬうちに嘘をつくかわいた頃にまた嘘ひとつ
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木タロー
行きついた極彩色のモーテルの枯れゆく二人咲かす色彩
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木タロー
星の蒼 月の緑に闇の藍皐月の夜の静寂にとけて
11
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木タロー
なんとなく指輪はずさぬキミとぼく背徳感か?免罪符かな?
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木タロー
かたかたと織り機の如しワープロと我が指紡ぐ詩が幾織り
10
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木タロー
ペンネーム考えているオレと家計簿つける妻ふたりは無敵だ
10
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木タロー
「ゴメン今日行けなくなつた本とごめん」絵文字なしかよ校正しろよ
8
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木タロー
「ありがとう」伝える手段見つけたの歌にしたためここに示して
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吉野 鮎
東雲に四十雀鳴くこゑ透けて弓張りの月影融けゆきぬ
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吉野 鮎
花吹雪はなふぶきするきやうの日に櫻樹の下眠れる人あり
8
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吉野 鮎
紋白の蝶の羽揺る南風ふきて萌黄芽吹かす街路の樹樹に
8
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吉野 鮎
室戸岬文旦の香滿つ部屋内に無月の夜の潮騷をきく
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吉野 鮎
逆上がり逹成感に紅潮の女兒の頬 初夏の風
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吉野 鮎
沒りゆく陽の殘照を追ひゆける車窓に山藤確と紫
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吉野 鮎
抗ひし吾子の姿に重なれる鈴懸の實の棘あるかたち
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吉野 鮎
あゆみ初む幼は芝を愉しみて走りてまろぶ立夏の飛火野
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吉野 鮎
冷ゆる手のきみ不治としる石楠花のうす紅淡き冴ゆるはなひら
10
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吉野 鮎
亡き父母の更地となりし屋敷地に一樹殘れる千年の楠
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吉野 鮎
ゆび絡め欅並木を歩むとき五月の風は木漏れ陽にいこふ
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詠み人知らず
三日月の見えぬ部分の質量も 潮を引っ張り 海を混ぜてる
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