滝川昌之のお気に入りの歌一覧
あさみゆき
学び舎の 考える葦達は 伸びんとす 明るく 美しく 逞しく
3
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び わ
甘草もアマリリスとやゼラニュウム雨風に堪え姿勢崩さず
4
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貧屋乳子
かはずなく あまい匂ひの やまぬよに かすむ心と 君がうつらむ
6
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詠み人知らず
勝てずとも負け残れたら 足を地につけてられたら 恩の字だもの
12
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詠み人知らず
座敷なら遠慮するわと背を向ける 靴が脱げないただそれだけで
6
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恣翁
海の音の轟く浜に 立ち寄れば ハマナスの紅 足下に見ゆ
21
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葱りんと
面倒と 思うべからず 皆そう 伝染するなら 楽しい気持ち
9
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児島白汀
山々は緑色濃く照り映えて 鶯鳴きて夏は来たれり
6
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己利善慮鬼
守れない約束ばかり積み上げるもうすぐ空に届いてしまう
6
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横井 信
悲しみに失われてくものたちへ伝わるならば側にいさせて
15
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へし切
ここかしこ垣根のいばら花咲けり仄かに香る初夏のころ
22
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詠み人知らず
敢えてやるフアフアオンリーバージョンはイイトコの無さを広げたいだけ
4
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詠み人知らず
祈るたび念ひの風を為すさつき快き波を復た描きつつ
5
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秋日好
雇われて庭を巡って花、歴史浸ると精神は自宅へ飛び去る
11
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ナゴ
コンビニでタバコを吹かすおじさんよ 僕今日ね、子どもが産まれたんですよ
6
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林林
田に土を運ぶ子たちは泥まみれ校舎屋上育つかお米
18
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林林
柔らかく硬くて生では食べられず傷つきやすくて頑強で、梅
16
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恵
見上げたる今宵の月は半分であの人の様に優しくもあり
15
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詠み人知らず
梅雨よりも砂ふる空や先んぜむ 手とり肩くむ誓ひ霞みて
5
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煩悩
食べ終えたカルボナーラの汁を残さぬように指で舐め取る
5
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