詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
藍子
森蕎麦と加計蕎麦ばかりの注文で国会近くの蕎麦屋困惑
21
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リクシアナ
六月の葡萄畑は眩しくて君と交わしたルージュが渋い
22
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児島白汀
春過ぎて夏来たるらし 白シャツの女子高生らがさざめきて行く
6
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秋日好
鯔は何故飛び跳ねるのと訊く吾にバカだからだと君は言い切る
20
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中野美雄
月の光に螢袋の玉かぎるほのかな白の耀ひゆるる
10
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中野美雄
殘月ゆらす早朝勤務の自轉車に田雲雀鳴きそめ陽炎の立つ
12
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詠み人知らず
燃え焦がる 君が情けに夜は溶け 昼は焼けつつ ものをこそ思へ
17
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詠み人知らず
湿りにけり うまらに聞きしあられなり 勿体なかるにぶぶ漬けにせむ
8
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詠み人知らず
この掛り 模糊たるままに 流れしが 何れ曇れる天 晴るらめや
11
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詠み人知らず
抱きすくめ つぶした胸の膨らみに 君が伝える 淫靡な欲望
15
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詠み人知らず
友ならばいつでも本音 しらじらしい友達ごっこは大嫌いです
19
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まあさ
亡き義父の 最後の痛みを 思いつつ ひとり静かに 線香あげる
27
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秋日好
浅野方男苦の坂知るらめや 天切る敵の火矢は新式
13
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吉野 鮎
手をのべて汝がくちびるにふるるとき含みて笑まふ眩しき若さ
17
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吉野 鮎
青き實の淡き甘さを愛しむ空近き郷の初夏の風
18
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吉野 鮎
青き實の淡き甘さはくちびるにあまやかな風うなじ撫でゆく
13
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吉野 鮎
初夏の風につつまれ青き實のかたき一つに脣をよす
13
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吉野 鮎
遊びしてローカル線の無人驛降りたてば風アカシアのかほり
19
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中野美雄
窓邊の机ウイスキーのあき壜月皓々とひかり注げり
8
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灰色猫
群れのなか孤独を感じ思い出す人はときどき虎であること
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