藤久崇のお気に入りの歌一覧
石川順一
刈られたる草見て憂ふ今秋は露草咲くかと不安先立つ
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詠み人知らず
奇跡的 数多の星から汝の星に 逢えた確率考えるなら
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へし切
肉が鳴る骨を軋ませ ぶつかれば がっぷり四つに沸き立つ土俵
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中野美雄
夜の雨に濡れし葉陰のうすきいろ柿のちひさき花はひらけり
13
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中野美雄
滿月卯の花を照らし遙かなるときを經ふたたび君に會はむか
5
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中野美雄
天のはら海はら見放け肩寄せて果たさむ未來語りあひにき
6
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中野美雄
鳴り響動む海はらと海桐の赤き実を照らし逝きたり我を残して
7
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中野美雄
五十億年めの太陽沈む今いろづく卯の花に人を偲びぬ
7
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中野美雄
海は燃え夕日と溶けあふ海桐の匂へる花も我が立つ岩も
10
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中野美雄
空に生れたる この宇宙空に歸すてふ この一瞬に 醉ひてこそ永遠
10
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中野美雄
「ああかみさま」きみがひとり逝つたとき聞こえたといふ密かなその聲
8
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中野美雄
朝かげにひらく苧環うすきいろさみどりの蕊かがやきにけり
11
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中野美雄
夜どおしの雨にぬれたる葉群かげ雫にやどる朝のきらめき
13
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中野美雄
なつかしき匂ひただよふ花とべら身にはしのぶやあらぶるものを
7
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千映
雨上がり足取られても懸命に走る孫娘の胸が気になる
10
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リクシアナ
リラ濡らす薄紫の五月雨の冷たさ纏い待つ昼下がり
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餅町ひなこ
じぶんでじぶんをすきならだいじょぶだいじょぶだいじょぶだいじょぶ誰か
3
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中野美雄
柿雌花の乳いろひらく蕊のおく密かにふふむさみどりのかげ
9
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灰色猫
教室へ吹き込む風が揺らしてるカーテンのなか秘密の逢瀬
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灰色猫
アラビアの砂丘の頂上祈りつつ雨が振るのを待つような恋
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