詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
草払い石を磨けば腰伸ばし卒塔婆にトンボ可し(よし)と労う
15
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コタロー
人生が平に成らず波を打つ微妙に違ふ昨日と今日と
10
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ななかまど
この夏の記憶とどめてむらさきのブルーベリーのさびしき時間
5
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コタロー
人見知りしない蜻蛉が我に來て遊ぶが如く離れ近づく
8
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南美帆
作品の前で照れてる君を撮る石の中から生命を掘る
8
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煩悩
ミサイルをつくれない慰めとしてコースターに角砂糖を積みあげる夜
4
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KEN
しろたへの 雲うたふかな この夏も あの火の事は とわに思へと
12
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横井 信
クマゼミの連休前の蝉しぐれ ひかりあふれる空への祈り
12
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へし切
天に向け掲げた怒り胸をさく平和を祈る長崎の像
15
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可不可
桜貝ふたりの小指の爪かしら 拾っても拾っても片割づつ
9
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滝川昌之
足元に伸びない影と落ちる汗 路上誘導とけだす気力
16
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詠み人知らず
夕映えて磯の香を背に濱木綿の眞白に浮かぶ晩夏の岬
16
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桜田 武
原爆慰霊の広島長崎あの惨禍戦後は永遠に終わらず
6
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桜田 武
孫に教える紙飛行機粗けれど飛びそうな形我が頬緩む
11
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リクシアナ
五センチを上げた車窓の草いきれ故郷うるはし過疎となれども
19
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煩悩
だめだったプランのひとつをいまきみが入れたカップのココアに溶かす
8
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吉野 鮎
この星を經めぐりて觀る人のゐて見上げる夜空宇宙船ひかる
15
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KEN
時行くと 盜人萩が 獨り言 ひぐらし降らす 時雨に濡れて
11
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南美帆
お揃いのビーチサンダル履いていたテトラポットで朝焼けの空
8
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横井 信
連休の予定を立てた立秋の夜風に混じる鈴虫の声
13
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