猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
狭霧
常夜より来たりしものか射干玉の闇を纏える汝よ黒猫
5
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狭霧
しめやかに今日降る雨に常盤木の友待つ雪も消ゆるかとぞ見る
12
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狭霧
春隣り氷閉じたる遣り水も流れゆくらし音もかそけく
10
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狭霧
傾ける盃重くすすまざり愚者を肴に酌み交わす酒
10
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狭霧
紅梅の襲の袖も面映しいまだ心の春は来ざるに
11
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詠み人知らず
松影に泉の音は絶え果ててただ風渡る静の虚空
10
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狭霧
寒紅の華やぎ寂しいたづらに春は遠のく景色なるらむ
7
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狭霧
鶺鴒の弾みて刻む足取りに舞うや微かにひとひらの雪
11
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さる
残雪ののこるわが庭二三輪寒椿咲くわれを励ます
5
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あひる
冬枯れの狹庭歩めばたまさかに雪柳一輪咲くを認めむ
7
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詠み人知らず
君の背が遠ざかかり行く雪の朝薄紫に消えて行く影
6
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浅草大将
妻を子を何は置きても身を尽し心つくしに護りてしがな
28
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捨丸
街々におおふ霞は春の雪 夜の明けるまで誰も知るまじ
9
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海生ろらび
見せばやな深々落つる絹の雪をかつての君は何を詠みけむ
7
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ふきのとう
吾娘来るを今か今かと待つ部屋に薄日差し込み明るさそえる
18
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二斎
しろたへのはだれ積もりし春雪の土を蹈みゆき濁さじとぞ思ふ
9
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天野めぐみ
水仙がラッパ鳴らすを聞く音の麗らかなる春の庭先
7
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詠み人知らず
春雨にひつ袖あらば見せばやな晴るも冷めるもあらぬ思ひを
5
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芳立
みどりなき瀬にも神代の栄えあれと明け暮れ六つの花ふらすらむ
13
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詠み人知らず
奥山のまだふみ初めぬわくらばに降る雪の音をいかできくべき
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