聴雨のお気に入りの歌一覧
浅草大将
さみだれの心に遠くなる神のいかづちやがて我身を打ため
26
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浅草大将
乙女子がかつらぎ山のみどり濃き昔を今に知るべくもなし
10
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大河千紋
思ひ絶え待つこのごろもぬばたまの夜にをとめごの夢は尽きまじ
15
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氷魚
意地を張る心のどこかは硬化してわたしのなかでからから嘲笑う
9
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浅草大将
わすれ草摘みにし行けどたち花に君が袖の香のみぞかぐ山
12
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島祝
結ひ上げのをとめの髮の高らかに歌へや媼の恩に報いむ
20
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トーヤ
ひっそりと玄関に咲くあじさいの色づくころにまた一つ波
7
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まるたまる
こんなにも色々さらし吐き出して一期一会を繋げる短歌
14
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芳立
竹ほがき名こそへだつれたちばなの香をだに聞かばいましやどらむ
8
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詠み人知らず
雲空に 開いた穴には 月一つ 賜る光に 孤独を思う
6
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ふきのとう
格子戸の赤穂の町は安らぎと爽やかな風我に与えん
10
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光源氏
川の辺で母をしのびて爪彈けば涙に搖らく暮れの青柳
29
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悠々
ひねもすを海に向かいてこのおとこみそひともじの恋を語りき
31
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山本克夫
六月のやや控えめな空色で画用紙の隅を塗っています
3
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涼
無意識に湿った窓になぞる文字涙のように滴るイニシャル
8
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涼
月見上げ話しかけるよいつの日も眠るあなたに光で届け
4
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涼
あなたには幸せになってほしいから何も言わない何も伝えない
3
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只野ハル
代掻きを終えた水田夜も更けて蛙の声を枕辺に聞く
7
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有為
をとめらのかなしみだけがさよふけて 星空をゆくただ友の夜
12
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ほたる
機械の顎で噛み砕かれゆくアパートに人格を見る。硬き紫陽花。
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