藤久崇のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
水鉢に浮べて 涼しと人の言う ドクダミ忌むも 裏庭に生ふ
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詠み人知らず
懐の深き月影 あたたかし 永久にそばにと ただ願いけり
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詠み人知らず
他の歌に癒されつれど 己が歌 苦し紛れの語呂合わせかな
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詠み人知らず
花として輝かぬよう陽は浴びぬ 月の元にぞ匂ひたきかな
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灰色猫
碧色の君の瞳に射抜かれて鼓動を打って弓響きたり
22
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灰色猫
細やかな幸せだけでは駄目ですか与えられるものそれしか持たない
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灰色猫
真っ直ぐにただ真っ直ぐに歩むことなんでこんなに難しいんだろう
27
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灰色猫
神戸行き切符を失くしもう兄に会えないかもとうろたえる父
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灰色猫
憧れも成りたいものも破壊して純真無垢な歌詠いたい
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灰色猫
目隠しのもふもふマスクひっかけてロシアンブルーの爪を切りゆく
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灰色猫
佐保姫の染めたる緑の畔道に田を愛おしむ昼餉の翁
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灰色猫
誰しもがオーダーメイドの顔を持ちオーダーメイドの言葉を放つ
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灰色猫
無数なる手から手へと渡りゆき我が手に来たる銀貨のひかり
20
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灰色猫
もういいよその一言が背中押す老老介護の無理心中の果て
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灰色猫
密じゃなく誘われたのは匂いですあなたの放つ甘い芳香
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灰色猫
空っぽの器をひとつ携えてなみだを受け取る旅に出かける
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灰色猫
淡き海父の背中が遥か沖へと消えて不安になりおり
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灰色猫
恋愛とナイフと水を詰め込んだ鞄に命の意味を教わる
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灰色猫
群れをなし鮎は遡上すひととせの命を燃やし楽園目指し
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灰色猫
永遠を日差しの中へ置いておくしばらく死から遠ざけておく
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