大埜真巫子.のお気に入りの歌一覧
さくら子
父親のわが子抱く手はゆるぎなし大きく包んで下から支える
5
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律
ここはもう、僕等の場所じゃないけれど「僕等がいた」ってことは消えない
3
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律
真夜中に 指先つつむコーヒーの湯気に重なる 三月の雪
3
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律
今 僕は何者でもなく 不確かな心で自由に弄ばれる
2
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inosann
整体にもある事を知るさじ加減 施術直後に目眩残りて
11
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inosann
問い続け見つけ出したる「花粉症」吾にもあったよ「小さな春」が
17
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詠み人知らず
なにもないならくのなかになかないでしなないでいきてゆかねばならぬ
3
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へし切
虚しきは三年経つも仮の宿時は止まりてあの日のままに
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南美帆
震災の前夜別れし君のこと忘れられない傷は癒えない
9
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詠み人知らず
誰の為空はこんなに青いのか どんな明日も生きていけるよう
14
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のの子
降りてくる逆さま向きの風船を見てると冬が始まりました
4
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のの子
水色の音をはずませ駆けてくる出会う前からもう好きでした
13
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からしニコフ
お空には真黒な雲が浮いてるのだってここだけ星が見えない
3
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からしニコフ
ギューしてと言ひし我が子を抱きしめて抱かれているは我とぞ思ふ
12
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からしニコフ
刺すように次次に降るアナウンスそんなにお知らせしなくてもいい
10
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からしニコフ
はじっこのシートはどれもくたくたでずぶりと沈み浮上不可能
5
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聴雨
耐へ忍ぶ風の中にもひとひらの花と見まがふ春の雪かな
17
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もなca
木蓮のうぶ毛やさしく光りたり あわい陽射しにまどろみながら
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恣翁
饐え初めし果実のごとき 花柄の夜具の匂ひに 身を埋めつつ
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恣翁
弄れる肌理細やかなト一の乳 吸ひ付くまでに冷たかりけり
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