聴雨のお気に入りの歌一覧
芳立
黒南風の空にとどかぬ夕ぐれは何まつとてか君を思はむ
15
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浅草大将
引けよとてゆづるもあらで梓弓かへることなき矢切の渡し
13
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でくのぼう
山あいに染まりし花の彩模樣嫁ぎし人のとし月思ひ
12
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只野ハル
濃密な湿度の中で思い出すオタマジャクシの頃に見た夢
3
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只野ハル
靴下を脱いだ夜の足首の心許なさが満ちていく部屋
5
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ほたる
紫の重くうつむく塊の真中に潜む想い知りたし
21
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浅草大将
一時は歌に憂ひを消せらせらままにならぬが世の常なれば
21
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只野ハル
もう一度だけふたりのシステムをあの日に復元してみないか
4
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垂々
六月のカレンダーには雨音と少しの晴れと別れの曲と
21
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芳立
わが庭にけふも鳴くらむほととぎす来むよのちぎりおぼえさすとて
11
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三沢左右
紫陽花の青ぞ凋みて溶け出でに夏の高天を深く染むらむ
23
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卯月
きらきらと光る素足で早苗田を又三郎が駆けるさざ波
8
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まるたまる
眠れないほど燃えたぎる情念の残り火か朝焼を見送る
18
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垂々
オブラートを溶かさぬように降る雨よ 苦いサヨナラ包んでほしい
22
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ふきのとう
また一つ歳を重ねて生かされし気持ち新たに日々歌を詠む
16
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浅草大将
各々がいはでしのぶのみちの奥同じ月をばみやぎ野もあれ
13
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平 美盛
仰ぎ見た 雲の流れに 隠れたる 月よ貴女は 愛しき女神
5
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芳立
わが胸をうちてとどむやたくなはの長き黒髪あげさせもせで
11
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浅草大将
風の音の遠きたよりを聞かむとて思ひは空に流るばかりか
14
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こころ
上弦の 淡いひかりに さそはれて 思ひを馳せる 水底の夜
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