藤久崇のお気に入りの歌一覧
沙久
年の差と世界の違いを感じても「諦めきれぬ」と髪伸びてゆく
19
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沙久
ベランダの鳥が言ってる「ねえ、母さん俺は元気でやってるからさ」
15
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へし切
明け立てばくれなゐふかき花の色 夏来にけりと今朝初に咲く
31
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へし切
風わたる水面はみどり魚はねて燕飛び交い夏は来りぬ
24
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へし切
恋ひわびて心の空に雲かかる五月の空は青く晴れしも
25
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へし切
ぼんやりと雨の川面を眺めれば小花のような五月雨の跡
36
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へし切
年経れば頭は白く内外も妹を訪ねば黄泉路にまよふ
28
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秋日好
気がつけばまた望月の巡り来る指折り数えたひともあろうに
20
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秋日好
住みつけど軋む心に夜寒しうたを交わしてひのもと較ぶ
15
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秋日好
なに、わかった?身近な愛の不始末も泡で、このまま濯げというの?
14
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秋日好
緑なす乙女の髪は亜麻色に銀杏葉よりも無邪気に淡し
22
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秋日好
行くからね 愛の鎖のしがらみは腕絡ませて足止めさせる
14
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秋日好
島唄は降るもそよぐもまた泣ける褥のうたの還らぬときには
20
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秋日好
「友人になれなかった」と「友達を失った」との大きな齟齬が
16
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秋日好
ありあわせ冷たくなったわかめ汁 明るい家庭 うち、ほど遠い
14
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秋日好
柏葉の真白の花の何処にぞ秋の紅葉の想い潜める
19
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秋日好
片隅で叶う望みは限られてそれでも願いは集まり動く
21
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inosann
幼きをなだめる声の耳かすめ暫し甘美な余韻にひたる
17
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inosann
清廉な顔して批判くりかえせ飛去来器にて砕かれるまで
17
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inosann
ふり返り知る躓きし小さき石 退職促しし「うつ」の元も
16
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