滝川昌之のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
口いっぱい頬張りたかった夢叶う コーヒービートのジャンボな筒で
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詠み人知らず
恋人に理を詰め答えを求むるは 根に甘えたき思いあるらん
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詠み人知らず
涼しげなるシアンブルーの皮膚もつは幸せ運ぶ蛙なるかも
16
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詠み人知らず
真夜中の火災の恐怖よみがえる 今は更地に供花ゆるれば
13
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朝野沙耶
君がため西に東に走れども是非無き想ひ積るばかりに
5
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朝野沙耶
空仰ぎ こと座見つけて君思ふ 何故滲むか星も草木も
6
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朝野沙耶
囃子の音背負い進むは雑踏の ビール片手に孤独紛らす
4
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詠み人知らず
見つからない自分を保つ道程が滲んで眩んで 汗と溶けだす
12
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詠み人知らず
陽がさしたお庭に満ちる草の香をポーズで持ってた日傘へとじる
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詠み人知らず
夢で見た怖さを生やすうっそりの松は温度を知らさずに朽ち
5
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葱りんと
チャリーンと 恋に落ちた時 音すれば 私も彼も 迷わなかった
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ひよこ豆
葉の上でふんわり揺れる合歓の花疲れを癒やす優しい色で
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夢士
日の沈み茜さす雲たなびきて南天高く上弦の月
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へし切
涼しげな聲で優しく癒されて肌もこころも君のまにまに
25
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恋葉
夏野原午前六時の朝露が蛍の夢を映しきらめく
10
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恋葉
初めての朝日に肌を焼かれつつ己を夢と知りし少年
4
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こぐまじゅんこ
暑い夏はるくんは風呂で水浴びしサイダーを飲みぷはーっといっぷく
6
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詠み人知らず
プールでは夏が静かに歪んでるゴーグル越しの高い太陽
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可不可
教科書の余白にJKサインして 帰宅部ついで小遣かせぎ
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藤久崇
高光る 日こそ休めよ ぬばたまの 黒き使いも 蔭に隠れば
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