藤久崇のお気に入りの歌一覧
リクシアナ
桃色の秋明菊に蜜蜂の羽音さびしき秋の曇り日
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リクシアナ
しめやかに秋雨降れば軒に吊る苔風鈴の音色くぐもる
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リクシアナ
夢見月 爪塗る夜更け花の鬱 小さな悔いを隠すエナメル
25
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リクシアナ
放牧の空に茜の風は駆け菊に埋みし馬頭観音
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リクシアナ
夜桜に預けたはずのフォーカスを奪うは君の艶姿かな
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リクシアナ
西国の夕焼け滲みる柿の実を食みし夕べに小雪ちらつく
26
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リクシアナ
カステルのコンマ1ミリ走らせて机上の旅は道のり万里
26
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リクシアナ
春の窓ほのかに明ける朧さを部屋に招いて茶の友にする
26
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リクシアナ
木枯らしの進軍ラッパ高らかに冬は来たりぬ氷点の街
26
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リクシアナ
輝ける昼のむこうに涙する月の長夜をたれぞ知るらむ
26
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リクシアナ
渓流の水のうねりにひとひらのもみじ筏は淋しく遊ぶ
26
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リクシアナ
野分け去りとんぼ湧き出で陽はたわみ雨の名残りの濁流をきく
26
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リクシアナ
白秋の紅葉にふかき朝霧の静寂をひとり行く木染月
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リクシアナ
凍て空にポインセチアの燃える午後友は歌えり荒野の果てに
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リクシアナ
雪溶けて百葉箱の顔のぞく春ひそやかに廃校の庭
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リクシアナ
風一陣はるか都は花曇りいまし窓辺に君ささやきぬ
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リクシアナ
里山は辛夷と桜の青海波竜なす峰を翔べはぐれ鯉
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リクシアナ
水まろみ翠深むる空知川櫂繰る人の白き夏の背
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リクシアナ
また一つ古き橋梁閉じられて遠回りさえ出来ぬ故郷
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リクシアナ
眠る街そっと車窓に見送って鈍行列車は四拍子で行く
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