時計台のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
蔦若葉まるで翡翠かエメラルド秋はルビーに変わる宝石
11
もっと見る
ながさき
反対は わづか五か国 のみだった 孤立深めて 何処へ向かふ
6
もっと見る
茂作
吹き飛ばす種がなんだか惜しまれる 孫の手を曵く蒲公英の道
12
もっと見る
KEN
イカロスを 嘲けて生きる 者の上 鸙囀ずる 陽に影溶かし
7
もっと見る
灰色猫
偶然に目と目があった黒猫と孤独について語り合いたい
8
もっと見る
茂作
母の日に嫁が送つた紫陽花の 鉢に水足す朝の始まり
12
もっと見る
横井 信
青空をじっと見つめて紫陽花と雨を待ってる棚田のかえる
13
もっと見る
滝川昌之
一葉の笹を手折りて笛にして初夏の薄暮に途切れ途切れに
13
もっと見る
ななかまど
せわしなく家事を済ませて助手席に主婦を脱ぎつつ紅の手鏡
13
もっと見る
恣翁
泥をもて巣作りに励む海燕 風穏やかに 初夏の日長し
13
もっと見る
へし切
武蔵野の思い出 胸に 君は逝き 過ぎにし時は夢のまた夢
12
もっと見る
茂作
園兒らが揃つて歌ふ「鯉のぼり」 大きな聲は屋根より高く
15
もっと見る
滝川昌之
ライバルの江ノ電横目に自転車で海沿い競れば初夏の汗
11
もっと見る
ななかまど
流氷の離れし後のシリエトク浜茄子待つや鎮魂の春
12
もっと見る
飛和
雨の粒一つ一つに紫の絵の具を溶かして満ちる藤棚
12
もっと見る
へし切
風かほる 五月の空は青々と 里は若葉に 初夏のころ
12
もっと見る
ななかまど
帰りきて目と目を合わし顔あわすことで確かむ家族の温もり
10
もっと見る
滝川昌之
奪い合う子らが育てば淋し気な冷や麦の中の朱い一本
14
もっと見る
横井 信
里山の空へとのぼる鯉のぼりやさしく泳ぐ立夏の夕べ
11
もっと見る
ながさき
アメリカは 武器を供与し 援助する その行動の どこに非がある
8
もっと見る
[1]
<<
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
>>
[45]