林林のお気に入りの歌一覧
コタロー
北風に素脚晒してランナーは信號待ちの車列追ひ拔く
9
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夢士
うたのわの園に集ひし友垣の戻り来る友顔見せぬ友
16
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秋日好
追いついた生誕準備にほくそ笑む駆け込み乗車の綱渡り好き
10
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秋日好
抱かれない妻を長年続けると友傷つける戯れ歌を詠む
10
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秋日好
挨拶をこのまま一生しないかと暗澹とする秋の旱魃
10
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秋日好
駆け出して買い物に行く日暮れ前夏の名残りのズックを履いて
11
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秋日好
雨上がり冴えた半月照らす家家主の君と下宿の吾と
8
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灰色猫
痛みゆく星の叫びが聞こえます木を倒すたび木を植えるたび
9
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へし切
この里に冬は来にけり鴨が音の寒き夕へは君し偲はむ
17
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横井 信
あたたかな布団抜け出しくもり空 ひどい寝ぐせをおさえて歩く
14
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ななかまど
おおき葉を大地へ返しプラタナスあずかり知らぬ顔で立ちたり
8
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夢士
朱鷺色に染まる冬空びゅーと吹く風に襟たて暫し佇む
12
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千映
見たこともなき歌人のあなたにもハグして手など握る夢見る
7
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只野ハル
エアコンとスマホの同じ声が言う同じおはよう今日もまた同じ
6
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只野ハル
大胆な内容の高校生の詠んだ歌同じ気分がまだ残ってる
10
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千映
夫の足 湯たんぽ欲しいと騒ぎだす新婚吾の足暖めた足
8
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千映
冬空がピンクの色に染められて柔らか布に見える雲々
9
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千映
吸塵力諦め手軽さ掃除機に片手操作を求める師走
7
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滝川昌之
溜めるだけ朝陽溜めてはこぼれ落つ冬の泪のごとき結露よ
20
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深谷真雪
漕ぎ出した途端に小舟熔けだした社会という名の海の片隅
9
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[1987]