由良のお気に入りの歌一覧
恣翁
樟脳は 箪笥に潜む 思ひ出を 引き出すごとく 漂ひにけり
25
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そらの珊瑚
囚われの身もまた愉し君というカギをかけない籠の中にて
10
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たんぽぽすずめ。
少しだけカップに残る珈琲へ君は居なくて苦いと言えず
20
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聴雨
をりをりの花を歌へる唇は消えゆく月のともしびに似て
18
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浅草大将
尋ぬればむかしの春の跡もなくただ秋かぜのやま吹のさと
26
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たんぽぽすずめ。
太古から駆け引き無しの恋紡ぐ蜜蜂と花 うらやましかり
9
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そらの珊瑚
暗闇に光ひとすじさしこんで屈折して知る魂の在処(ありか)を
10
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まるえふ
その羽根は空飛ぶように出来てない飛べぬ鳥なら足を鍛えろ
7
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たんぽぽすずめ。
見えぬ糸 繋げる如く風に舞う蝶の二つへ四つ葉を見たり
8
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夜老猫
美しく散るのは 桜だけでよい 君には生きていてほしかった
37
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白亜
やはらかに光そそげよ きみの上 慕ふ思ひは闇にとけても
17
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芳立
かき乱しくくり染めたる衣手にあきの百夜の風ぞつれなき
12
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飯田彩乃
奪取せよこれまで奪はれしものをこれから奪はれるものを 全て
6
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粕春大君
白銀の玉うさぎ跳ぬさざ波に風しずかなる久良岐磯浜
17
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でくのぼう
戀しくば泪こぼせし朧月秋風たちて搖れる貴船菊
5
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七色コイン
約束の数だけ生きて死ぬのならコーヒー牛乳まだ飲めるなあ
13
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でくのぼう
滿月の雫のごときその瞳この手に掬へば永久の契りぞ
6
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たんぽぽすずめ。
恋愛に永久を求めば言の葉が消えてまばゆい十五夜の月
13
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まるえふ
はらわたは煮え繰り返り灰汁が出る心は澄んでまた味深む
9
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しづ野ひかり
意味もなく奪うばかりのあなたにはいつか私が意味を付けよう
9
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