詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
タマネギが色鮮やかに吊るされて自転車置き場は用途を無くし
18
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葱りんと
本日の 私は何を 成しただろう 成果を追うな 存在だけで充分
13
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石川順一
アジサイが徐々に咲き出し六月の光を独占して居る様な
23
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あゆか
置き傘が誰かのボロと入れ替わり七つの穴が雨を呼びこむ
13
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千映
手の甲に棘のかき傷沢山と手袋しても残る頑張り
11
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cancer
霧雨のまとわりついて濡らしゆく束ねた髪から滴る水よ
6
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灰色猫
息弾む乙女の足のローファーを夏の日差しは明るく照らす
19
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まろ
水田にメロンの皮を投げ込めばジャンボ田螺の馳走となりぬ
5
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詠み人知らず
恋ふれども 思ひ届かぬ月影に悶ゆる子猿 涙咽せけり
16
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詠み人知らず
初夏の夜半 夢にまで見し 手枕に黒髪乱れば 名打ち捨つべし
18
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恣翁
空想を 黄泉路に誘ふ 黄昏の 死出の田長の 狂ほしき声
18
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inosann
営業の実績の良きを「妬む」より「気にしない」退職の道えらぶ
23
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もなca
花がらは早めに取れと咲き残るバラを迷わず母は摘みゆく
11
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天鳥
もうだめかそう思った時新芽のび命の強さ肌身に感じ
6
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詠み人知らず
日を跨ぎ死児の齢を数えても樹木の外皮は朽ちるばかりで
5
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滝川昌之
かけ戻る孫に日傘を差し出して肩にうなずき汗にうなずき
26
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中野美雄
この青空をただよふ雲 そこから老ゐたる我がわかるか きみよ
11
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野々花
アルミ缶風車頂き軒下へ吊るせば風がそよそよと吹く
18
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あゆか
惑星の軌道がたまに近づいてそっと離れる君と私も
12
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沙久
友の住む国でのテロに鳥肌が何故に世界はこうも非情か
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