都詩のお気に入りの歌一覧
東谷実那
雨に濡れ幹が黒々光りをり今日の櫻は色っぽくなる
4
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佐倉さぐ
冷蔵庫開けて冷気を浴びてこそ 夏の乙女は鮮度を保つ
13
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へし切
雨降れば頭をたれるあじさいの彩なす坂の長崎の街
32
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詠み人知らず
曼荼羅を壁に張りたる部屋に座し香を焚いては歌を詠みたり
16
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二厘
「今週も会えない」なんて言うくらいあなた私を覚えていたのね
7
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仔柚
「見に行く?」と差し出されたチケットに可愛く釣られたフリをしてみた
10
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松本直哉
陽炎のもえたつ坂をおりきたる日傘のひとのかひなの白き
11
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小幸
「愛してる」君と私の綺麗事 明日になれば許されぬ恋
11
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ナガセリュウ
改札機ぱたりと閉じてほどけないはずのふたりをそっと分けたり
11
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六日野あやめ
すれ違う瞬間はっと息を呑む見目麗しき あなたの彼女
8
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もなca
つぎつぎに色あざやかな花が咲き明度の上がるわたしの暮らし
18
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己利善慮鬼
絶え間なく寄せる言葉に攫われて煌めきの中溺れる私
8
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へし切
言問はぬ柚子は九年で花が咲く 何 なかなかに 惑ふ吾かな
29
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まぽりん
絶え間なく噴き上ぐる湯の底ひなき力をぞ見し地獄めぐりに
27
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咲耶
二時間前君が放った一言が刺さったままで駅まで走る
14
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芳立
無防備な君のひとみをほしいままに南の風はうるほつてゐる
9
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鳰
帯枕山なだらかに背をはしる抜いた首もと輝く夏日
7
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みなま
早緑の葡萄の粒を択りながらあなたの行方考えている
12
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恣翁
冷静な「彼女と寝たの?」てふ声に 吾の息づかひ 凍りつきたり
22
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松本直哉
さみどりのまろき実梅をぬぐひもて火酒に漬けゆくときのしづけさ
13
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