リンダのお気に入りの歌一覧
如月 氷花
さみしさが ならんだ夜の自販機で 百二十円のぬくもりを買う
35
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ほの香
三椏の枝先あまく黄色してその名もゆかし結香の花
21
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詠み人知らず
翳りゆく冬の窓辺でうつむいた季節はずれの待宵の草
23
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只野ハル
ミックスナッツはビールに合うが履歴書を先に書かねば
4
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詠み人知らず
網棚に置き忘れたい口惜しさが 溜め息になる帰路の地下鉄
23
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光源氏
さらでだにひとりさびしき梅の里あまぎる雪の恨めしきかな
19
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詠み人知らず
さよなら と壁に落書き丸文字でマクドの椅子に悲しい余韻
30
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もなca
母と娘で語りあかせば十六夜の月もかたぶく湯の花の旅
19
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ほの香
カシミヤのコートの歩幅合わせつつ今宵ふた花だけの梅月夜
13
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桜園
写真入り歌集作らむ夢にむけ実現させむと励む心に
16
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inosann
薬箱を無下に断る家出れば凍てつく空に月は優しい
25
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詠み人知らず
逝きし人みな美しく旅立ちて残れる者の苦しみ知らず
15
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詠み人知らず
闘いを避けねばならぬこともある リーマンならば相手のために
12
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詠み人知らず
門扉まで白雪姫と小人たち 芝に並べたあの家きらい
14
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聴雨
吾娘と背の肩元ほどに漂へる陽だまりに似た深き安らぎ
8
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光源氏
世の常を知るも知らぬも化野のつわぶき色のかがやきを見て
6
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恣翁
漆黒の遠くの森ゆ 胡麻粒を播きたるごとく 椋鳥の立つ
19
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詠み人知らず
亡き母の文庫本読み気に掛かる 何を想うや折り目のページ
184
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へし切
若き時 生きることとは 足し算で老いては足りて 引き算となる
22
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朝がお
大義とて我も我もと寄るけれど責任かかれば振り向いたら一人
5
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