遠井 海のお気に入りの歌一覧
紫草
微かなる娘の泣き声もれ聞こえ壁に吊るさる濡れたGジャン
21
もっと見る
彌生
空の青 人が死んだと聞いた日も 注ぐ光は変わらないまま
3
もっと見る
日向猫
今いちばん欲しいものは ときかれたらそれは 子どもでいられる時間
22
もっと見る
inosann
家族の為働くことが幸せと教えてくれた秋の青空
16
もっと見る
詠み人知らず
残る蚊は寝覚め間近にやってきてそっとキスして静かに帰る
7
もっと見る
ほぴた かちな
生きるということは自分の持ち物を増やす作業か減らす作業か
3
もっと見る
日向猫
ひとが棲む気配の消えた廃屋に繁る草木と積もる朽ち葉よ
19
もっと見る
備前 大輔
ぐずぐずと茹で崩れゆくこの身体 湯治の空は一丈の青
3
もっと見る
備前 大輔
湯船入り肉も心も泥と化す母のカレーのジャガイモのごと
3
もっと見る
いちにのパッパ
今ここで逆立ちしても仕方なく妻のお腹の逆子をさする
5
もっと見る
なな生
優しさや温和がウリの彼の目は諦めたよな色をしている
7
もっと見る
里希
木犀のあまい香をかきわけて 泣くための場所をさがして歩く
13
もっと見る
恣翁
老犬は日向に寝そべり 往く人を薄目に見遣り また目を瞑る
26
もっと見る
芳立
空の絵を語らふひともあらなくに星座アプリをかざす秋の夜
15
もっと見る
みなま
むらさきの花はやっぱりむらさきの味がしました甘くて苦い
14
もっと見る
南美帆
川沿いを手繋ぎ歩く昼下がり二時間後には母に戻ろう
65
もっと見る
卯月
万国の旗を連ねた秋の日に子らは走って踊って転ぶ
10
もっと見る
ヒナ・ヒナタ
覚悟くらいできてるつもりだったけどジッパーおろす指は震える
7
もっと見る
サセボ
病床の祖母の目やにをコットンで無心で拭う きれいになれと
3
もっと見る
南美帆
父母の都合で引越し転校し泣き疲れたる寝顔に詫びる
6
もっと見る
[1]
<<
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
>>
[167]