詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千野鶴子
朗々と空に向かって歌うよに顔を上げ咲く天上の青
8
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恣翁
此の足袋は 主と合はねば手向け用 ゴム地の二足 お上の随に
15
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ゐわむら
「報告があります」って何、かしこまって。やめて。未読のふりしちゃおうかな
12
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関山里桜
マツキヨの黒い袋と吉野家の袋ぶつかる買い物帰り
6
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詠み人知らず
カーテンを揺らす涼しき夜風より 秋感じるは 月の沈む日
10
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日置鳩子
マラリヤで震え始めた戦友と祖父を見つめた裸電球
12
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夢士
石塔の青苔落とす秋彼岸線香燻る檀家寺かな
22
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石川順一
刈られたるマメアサガオの群落は少し残りて電車に揺れたり
17
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石川順一
露草もわずかに有ったそれさえも刈られ消え行くマメアサガオか
20
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詠み人知らず
大切な人と 明日もいられると 思って生きてりゃ めでたい限り
18
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詠み人知らず
恐るるな 心と身とはひとつなり 君よ必ず勝つと決めなむ
16
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日置鳩子
足裏の冷たしと鳴く子雀に振り返りたるトルソーのニケ
6
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詠み人知らず
紅葉の絨毯踏むにはまだ早い 木枯らし探して 緑の杜へ
9
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へし切
手にとればこぼれ散るとや散り萩に若きに去にし君かさね見る
33
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詠み人知らず
薬より誰かに背中撫でられて 「大丈夫だよ」が一番効くのよ
16
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横井 信
穏やかに 検査の結果 出るまでは 心落ち着け 虫の音を聞く
11
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ラベンダー
足挫き さっと歩ける 素晴らしさ 噛み締めながら 階段のぼる
22
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詠み人知らず
ぱたぱたと屋根を飛び跳ね雨足の 楽しげな音 耳立てて聴く
10
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詠み人知らず
秋雨の降らせ冷たい風に向け 抗う柴の犬尻強し
7
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藤久崇
くたちゆく みたまの洞の 奥闇の 見えぬ心こそ げにも悍けれ
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