有為のお気に入りの歌一覧
芳立
おとにきく鞍馬の笛をおぼえてや千年つたふるいま出づる蝉
14
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悠々
蛍袋ひとつひとつに夢やどすぼくらの恋もきっと灯るよ
20
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螢子
艶やかな薔薇咲く庭の片隅で蛍ぶくろは白さ極めり
12
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聴雨
この月に心をひとつ打ち明けてにじんで消える涙雨かな
17
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光源氏
喜びも悲しみさへも目にうかぶメール数へて愚痴の音聞きて
10
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芳立
夜鷹鳴くみやこの辻をすぎゆけば灯よりも月ぞさやけき
14
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加祢
水中にて庭を見ゆるかなみ揺らむ手漉きガラスに透しみゆれば
24
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島祝
張りつめてひとりなく音の梓弓 昔の花の笑みな忘れそ
18
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光源氏
吉岡の水のしたたる清十郎山里の下武藏に負けたり
15
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ゆびきゅ
満月は静謐な湖のうえ あるいは孤独な糸杉のうえ
31
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螢子
君に逢う我が人生最大のまぐれ当たりはやっぱりまぐれ
12
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島祝
二つ引き黒きとみるはアナロ熊消ゆるしるしのしかとみよとは
17
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螢子
半身に受ける朝陽のぬくもりは朝の冷気にじわじわ染みる
16
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聴雨
青々とゆふべの雨を身に纏ひ早苗のびゆく明日へ明日へと
14
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聴雨
遠目にもなほ丈高きかぐはしき風はむらさき桐の花かな
10
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島祝
夏引きのいとど芳ばし肥の香の流れてこその古里としる
19
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香魚子
陽光に満ち満ちて曇りを許さぬ世界はかくもいき苦しく
11
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庭鳥
黄砂降り雨吹き付ける様を見て君の勤めの多さをしのぶ
7
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山桃
色さめて雄蕊ふる夜のすゑの春あしたの風は夢へこそ吹け
9
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芳立
けぶりゆく常世のみちにたつ風の碧ぞあまれる天ちかき島
14
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