詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
大惨事起こさぬために匂い付け色も付けたるガスであるかな
14
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灰色猫
春色のシャドーをひとつ買いましたどんな涙も華やぐように
26
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滝川昌之
踏切のリズムで揺れるタンポポが綿毛で飛び乗る快速電車
25
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へし切
うららかに陽ざしは温む散歩道さくらさくらの春は長閑し
21
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詠み人知らず
待ち受けにいとけなき子の笑顔あり 彼の活力の源知りぬ
11
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詠み人知らず
文明の利器持たずして過ごしなば 不安と不便ぞ差し迫りける
11
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詠み人知らず
目細はしきメタリックなる黄金に 童ら然ぞな喜ぶべし
6
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石川順一
銀の柵雀がたくさん止まり鳴くメモリー切れて写真に撮れぬ
8
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石川順一
黄水仙スノードロップ咲き始め梅は散る頃昼餉ラーメン
13
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月虹
記憶から呼び止められる夜もあり行きつ戻りつ僕らは進む
21
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恣翁
午近く 障子ゆ射し込む影薄く 鶯の音も湿りたるかも
13
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恣翁
夕月に 冷たく冴ゆる梨の花 鄙の凄艶 俗離るめり
16
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横井 信
遠ざかる 最終列車 追いかけて 桜舞い散る 街灯の下
17
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藍子
お彼岸も母に会えずに寂しくて闘病の空へと手のひら合わす
16
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アガサ
古の恋を結びし梛の葉の 秘めたる力今にしあれば
5
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滝川昌之
スーパーの帰路で飲みだす缶ビール呆れる君と見上げた桜
22
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秋日好
薫る歌の折句の魔法で言霊に縛られてみよう心ゆくまで
11
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詠み人知らず
春だからお別れでしょうと泣くひとのハンカチーフのパステル・ピンク
12
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詠み人知らず
光るいき花に降り継ぎ匂ふ日もやがては薫りほどく夕霧
10
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へし切
おみなごの唇いとどなまめきて未だ咲き初めの海棠の花
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