詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
小魚のお前は流れ変えれずにただ川底で祈りつづける
20
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煩悩
晴れの日に海とピアノを乗せてゆけ大漁旗の電気機関車
7
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詠み人知らず
年ふれど 子どもは親に学びけり 時に反面教師と見つつ
8
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詠み人知らず
煽られて 水かけようか燃やそうか 仄かに見える埋み火の赤
12
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詠み人知らず
天然の極彩色の煌めきぞ 小さき虫を誇らせたらむ
8
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夢士
初春や富士の高嶺の雪白し葉桜ゆれて鶯の声
14
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コタロー
華やげば華やぐ程に惜別の想ひ深まる今日の櫻よ
18
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リクシアナ
匙の背で苺潰すマーブルのミルクに澱む三月の嘘
16
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横井 信
あたたかき 春は霞と 遠ざかる 山の峰越ゆ 歩みは鈍く
12
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まほろ
レポートのタイトル欄さえ埋まらない深夜の月とまだ散らぬ花
11
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詠み人知らず
一段の川の堤より風を浴び望む一路は花かすみ敷く
6
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詠み人知らず
ぽろほろと白の花びら春かぜに運ばれ菫の根元へ着くころ
7
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石川順一
雑貨屋で詩を読み耽る男かな進むページと戻るページで
11
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滝川昌之
春休みチャイムの鳴らない校庭でソメイヨシノは声高らかに
15
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へし切
草青む狭庭の陰もにぎやかに ひと汗ふた汗 草とりの午後
23
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煩悩
夏の日のかき氷機にかけられてまぶしく周るクリスタル・スカルよ
5
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詠み人知らず
たらちねの母の背のごと陽を温み囀りさへも守り歌ときく
16
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千映
花筏乗って流れて大海にまたばらばらの一片哀し
7
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横井 信
走り去る 春の装い 鮮やかに 揺れて見送る 呆けた土筆
10
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石川順一
菜の花は土手一面に咲き誇り桜の花は九分咲きかな
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