藍子のお気に入りの歌一覧
灰色猫
海、そしてあなたが眠る深海の青き毛布は闇に乱れて
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灰色猫
幾千の手紙が空から降る夜に郵便ポストは役目を終える
16
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灰色猫
穢れなき真白であった堕天使の黒き翼の虹の光沢
15
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狭間
初恋の 淡い思い出 刻み込む 心のなかでは いまだに青春
9
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夢士
梅雨空を見上げ紫陽花嬉しげに色とりどりの衣装纏いて
19
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夢士
二日三日うたのわ留守に旅の空蕎麦食みをりて飛騨の高山
18
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夢士
風に揺れ梅花空木の枝白し花の向ふに思ひ出の顔
21
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夢士
水無月やスーツ脱ぎ捨てクールビズシャツの選択ああ煩わし
15
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夢士
ほろ酔ひの頬に春風ひんやりと月影微か家路を歩む
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ながさき
法華経は 全ての人の 生命に 仏界在りと 宣言し給ふ
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中野美雄
むかしきみと白梅林に棲みしときうつくしき猫のしろきを失ひき
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中野美雄
むかし我トラックで息をあへがせて見あげたりきみの手をふれるスタンド
9
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中野美雄
グールドのバッハは善き哉あめのまのひかりやモーツアルトの弦四もまた
10
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中野美雄
風鳴りて桑の木搖りて雲走り絶え絶えにさす日のかげの黄金
10
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中野美雄
鴎河原に夕日浴びをり汝もまた狂へる波を見捨ててきたのか
9
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詠み人知らず
人のため 心変はらず 故里は 花ぞ昔の香に にほひたる
18
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詠み人知らず
さ緑の若葉 繁きに一際に 赤き新芽の艶 眩しかり
23
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詠み人知らず
素敵なり 謝して笑めども 見つめては 直に値踏みを はじむる俗物
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詠み人知らず
女であれば 誰もが物を 嬉しがり ありがたがりて 戴くらめや
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詠み人知らず
伝へれば 困惑顔で身動かず 縫いとめられし傀儡がごとく
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