滝川昌之のお気に入りの歌一覧
もどり
飛行船をそろって見上げたときの沈黙に似た見知らぬ裸足
3
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へし切
ともに泣き喜びわかつ人なくば花咲く春を如何でたのしむ
18
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KEN
をみなへし こごえて枯れて ゆきごろも あの日の事は 夢と知りつつ
14
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詠み人知らず
真っ直ぐに書けぬ心のアラと技楷書は己の本性が出る
4
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横井 信
いくつもの仕事の資料積み上げて今日はここまで時計が止まる
16
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紫草
つぐないの言葉は口にしないまま木の葉は落ちて朽ちてしまえり
14
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萱斎院
散り果てて木の葉がくれもなき空に 横雲かかる冬の月影
11
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夢士
うたのわに入りて五年目今日の歌二千首となり一人乾杯
18
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千野鶴子
ひだまりにぽとりと椿の花一つそこだけ春の舞い降りたような
6
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千野鶴子
この雪を溶かして水を作りましょうあなたの喉を潤す水を
3
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千野鶴子
僅かでも春の兆しを感じとる夕方五時のほの明るさに
3
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うすべに
橋渡る 丸い背中の息白く 比叡おろしに混ざる風花
15
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もどり
指先をひやりとかすめた切っ先の気配いまだに離れてゆかない
4
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可不可
光っても冷たい螢わたしの恋 キャンプファイアには跳びこめない
7
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詠み人知らず
雪ぐもり ボランティアで 汗をかくリブックフェアの 言の葉の山
3
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つゆふみ
二万年核の竜舞う地の児らに和歌千年の劔ください
7
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ななかまど
音もなく雪降り続くしばらくは黒き点なり梢の鴉
9
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もどり
曲名が思い出せない 保留音と駅まで歩くだけの永遠
4
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詠み人知らず
陽の中に 庭のモザイク 山茶花の 花弁の紅と 花芯の黄色
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詠み人知らず
眠れずに トイレに向かう 床の冷たさ しみずあたたか をふくむの侯
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