みみ松のお気に入りの歌一覧
光源氏
あしひきの葛城山に君し居ればまきの板戸に露もとまらむ
7
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光源氏
くれまどふ春のかすみに見ゆる影雄島のあまの袖は濡れつつ
10
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夜考宙ん
微睡みに身体の揺れを感じ起き電車の揺れに安堵の溜め息
3
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浅草大将
散る花に千鳥の影をしのぶればしほ風わたる野田のたま川
10
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恣翁
神聖な 淡き光の その中に 群れて聳ゆる 針葉樹かな
22
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光源氏
いづれぞと弱り果てたる夕顔のやがてみまかる闇のあやかし
7
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光源氏
おほけなく八千代の歌をおほふかな君立つ杣のわざも知らずに
5
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詠み人知らず
人は皆釣り合わぬもの欲しがりて餌に口あけし天望む鯉
9
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緋色
永遠の静寂である深海の魚眼に映える那由多の花弁
13
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芳立
かたちみな崩れざらめや三月の地震酔ひからさめぬ眩暈に
6
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夢想家
抜殻の 部屋に響ける 虫の声 悔いた心に 孤独が沁みる
9
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栞
溜め息も空に向かって二度吐けば深呼吸へと名前を変える
6
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紫乃
言い馴れた岡山弁も都会なら「可愛いね」って言われる不思議
7
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聴雨
おぼろげな心のゆくへ見失ふうす衣まとふ春の泊に
7
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聴雨
呟きをそつと掬へば零れゆく花の香のごと君のことだま
8
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ねずみ
天つ水 ひかれた蛙 仰ぎ見てともに旅ゆく 夫婦の契り
4
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金魚藻
我独り思い返してみんがため履歴も消せぬ夜の煩さ
3
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恣翁
幼児の 足下洗ふ 細波に 笑み声洩るる 親子連れかな
18
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みずたまり
きみがゆく季節ちかづく新緑を今年ばかりはうれしと覚えず
5
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薫智
揺れ動く心かかえて生きているゆらりゆらりと人間らしく
5
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