夢士のお気に入りの歌一覧
みなま
あなたから託された命護りきて巣立ちにひと日また近づきぬ
31
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みなま
「つばめ」から「さくら」乗り継ぐ窓の外横に流れたあれは雨粒?
10
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紫草
猫の目は光遮り尖がりたり見えざるものに真実のある
15
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紫草
早々と席立つ人の翳の濃く皿はよごるる不機嫌の跡
18
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詠み人知らず
空陸の機能停止に無力なり日本列島白く凍結す
12
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詠伝
遠つ国の汀に波が描きだす幾何学模様にひとり拍手を
10
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詠伝
遅刻とかその他の苦言はまた今度!楽しいままの今日で終われば
11
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inosann
幾年も話さずなりし長男の安否確かむ部屋の明かりか
32
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inosann
吾が内をうつしてそのまま戦争と平和への道険しきを知る
15
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ほの香
小手毬の華咲く庭に見ゆるごとさつきの葉に置く白雪の白
12
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ほの香
空を見てひとり智恵子に想ひ寄す極まる悲しみ閉じる心に
14
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inosann
「これも良い」 万年平に落ち着かん吾を家族は「一番」と言う
11
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へし切
詩に読むからたち見れば蘇える妹が白無垢吾の夢の中
22
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朝がお
ゆりかごの時に身ゆだね流れしは開けし道に力添えたり
7
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詠み人知らず
ペンを取り紙に記した恋文は 納戸の隅に まだあるらしい
19
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詠み人知らず
半身が動かなくても母の背は きりりと伸びて ベッドに座る
29
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詠み人知らず
船に乗りひと月かけてやってくるバナナという名の異国の珍客
11
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詠み人知らず
儚くて触れればさらさらくずれてく ひとときの舞手のひらの雪
11
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みなま
ようやくに晴れ間ほほ笑む空と吾子 お隣からの差し入れ届く
13
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みなま
母ひとり娘ひとりの雪の夜 ふあんふあんを笑いとばして
22
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