夢士のお気に入りの歌一覧
横雲
夢ならぬ君が香りを慕ひつつ梅の白きを眺めゐしかな
3
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紫草
やりきれぬ夜の静寂をこの猫はひらりと跨ぐ日付変わるも
20
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水中あやめ
かきくらす空は憂けれどをちこちの庭の梢に春は来ぬらむ
6
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詠み人知らず
十年後ジャスミンティの再会は苗字変りて人の子の母
4
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詠み人知らず
頭からディリートしたい人生の気付いてしまった新展開を
7
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詠み人知らず
恋人と本読み夫に歌詞を書く療養中の静かな充実
4
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詠み人知らず
「ついて来い」言葉の端から顔曇る別れがたきは祖国か情人か
4
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詠み人知らず
「行きます」と笑顔で返事できぬのは妻失格の顕れならむ
7
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詠み人知らず
ぽつぽつと心の哀しみ落ちてきて頬を濡らせば明日は晴れる
14
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南美帆
満ち足りて春の朝には帰りゆく彼の残り香床の温もり
8
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みやこうまし
木蓮の白き蕾のつんつんと春日に向かい背伸びしていぬ
11
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ほの香
リュウグウノツカイ乙姫の海深き艶文届けに男鹿の港に
12
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みやこうまし
冬空の澄み極まりし青さかな 吸い込められて虚無に帰せられる
17
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へし切
うぐひすの鳴くや三月の梅の花憂目と思へど恋もするかな
22
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inosann
おぼろげな通学バスに飛び乗りし幼馴染の急き切る息の香
10
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inosann
綱先の犬のマークに水かける飼い主さんが朝陽にひかる
11
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ほの香
きさらぎとやよいの染め分け白帽子桃色ブラウス草色スカート
17
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小林道憲
世を憂う心はあれど涙のみ 夜更けに雨の音を聞きつつ
26
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恵
この手をね離さないでって言ったのに私迷子になってしまうよ
27
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へし切
ゆるゆると春意動きて梅の花ひとつふたつとほころび香る
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