女房のお気に入りの歌一覧
虹雲
猫眠るアスファルトの上ひたすらに名残の桜はらりと散った
5
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リンダ
寒さゆえ膝から下りぬ猫を抱き「私のママよ」と子が泣いた日々
7
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トーヤ
(先月のお礼ですよ)手渡そう和紙で作った猫の便箋
6
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薫智
日溜まりの中でたたずむ猫がいるそのぬくもりを分けてほしいな
13
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向日葵
変わりない部屋に「居ない」というだけで君の全てが溢れてく日々
6
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庭鳥
最近は固めていない猫っ毛が揺れる足元靴が変わった
10
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水島寒月
一瞥を投げ黒猫は立ち去りぬ我れの視線を干渉とみて
4
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三沢左右
飼ひ猫の眼くぐりて歩きなば慣れたる町も異心地せん
18
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薫智
にゃーにゃーと鳴くなよ惚れてしまうだろ寄ったら逃げて構えるくせに
16
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水島寒月
野良猫に春来るらし朝方は床の中よりその声を聞く
5
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向日葵
価値観の違いに気づく戻らない猫より仕事の話する君
6
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向日葵
久々に聴く喉の音膝のうえ微睡む猫は子猫の軽さ
3
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庭鳥
猫さんの鳴き声もなく鼠さんかけっこもなく隣はお留守
9
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竹本未來
煌いた猫が切り裂く月夜なら 爪痕さえも物語へと
9
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東娘
呼び声はもうとどかない風のなかミニちゃんの鈴が鳴った気がする
27
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リンダ
あの人を例えるならば犬かしら犬に嫌われ猫は悲しい
5
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詠み人知らず
青空とジャズに思わず誘われて猫まよいこむオープンテラス
5
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佐々一竹
黒猫がするりと枝を駆けのぼりあくびをひとつ 夏がはじまる
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リンダ
死ぬ前に入ろうとした段ボール立てずにこけて私を見る目
3
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夜考宙ん
雑踏の行き交う足元遠巻きに我関せずと猫が尾を振る
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