半格斎のお気に入りの歌一覧
び わ
今日も行くシルバーマーク表示して介護待つ人待たせぬように
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日置鳩子
ひとしきり神宮の榊に頭を擦りて若き牡鹿の静寂へ消ゆ
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inosann
「さくれるな」とおどけてみせる父を見てふざける吾と母が笑いき
18
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ラベンダー
晩秋の 枯山水に 映える紅 風に揺られて ひらひら踊る
20
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詠み人知らず
若々しく精悍なりし顔も 歳経るごとに趣変はりけり
10
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吉野 鮎
流れゆく流されてゆく冬空の雲の意匠は意思あるさまに
21
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inosann
底冷えに震えるからだが引き寄せるストーブの仲は縮まるばかり
18
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へし切
消えそうな月も今宵に冴え返りふたりで見ている彼の世此の世で
24
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滝川昌之
赴任した新米教師の眼のように汚れ一つも映さない冬空
24
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千野鶴子
「来ました」と確認印を押すように新雪の上に足跡つける
10
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祈り花
風邪を引き咳に疲れた夫の背の更なるまろみ愛しくさする
9
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芳立
木枯らしやひと群れごとに身を刺してひとよにやむを知らず駆けゆく
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へし切
暗闇に誰が泣く声やもがり笛ひとり聞く夜は膝を抱きぬ
24
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滝川昌之
朝届く林檎を一つ仏壇に箱から父の生家の匂い
30
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灰色猫
言葉では届かぬものを越えるためぼくらは肌を持つのでしょうか
21
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千映
神護寺の真っ赤な紅葉いつまでも脳の奥まる引き出しにある
14
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千映
早々に黄泉の国に逝った友たちがやっぱり四季があるといってる
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石川順一
継鹿尾山寂光院に行って来る紅葉の傍に木守柿あり
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文月
自由なき国にとらはれ四十年娘を思ふ親の心はかれば
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関山里桜
今日もまた人にもらひし美しき言の葉ひとひら飽かず眺むる
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