夢士のお気に入りの歌一覧
水ノ衣
洗い立て生成りのカーテン風含み我を過去へと誘う時間
22
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美津村
ネギ坊主を弾かせて吹く風の中縺れつつもつれつつ舞ふ白き蝶
10
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詠み人知らず
半泣きで正負の数をたづねられ家事の手を止め数直線書く
6
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あまおう
特定の 秘密の保護に あたるから きみにも言えぬ 歌を詠む趣味
38
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只野ハル
入院の父の夕食見届けて母を迎えにナイトケアへと
9
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只野ハル
老いた妻家の畑のえんどうを煮て入院の夫の口へ
10
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詠み人知らず
木漏れ日の光る筋には天使さえ飛んでいそうな夢の空間
8
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海の月
上天気。牡丹わが身を引き起こし晴れ晴れと居たり空に向かいて
5
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みなま
ひとりだけ年の離れた末っ子のとなりの席のでっかいミッフィー
7
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朝がお
絹単衣 道行きたずね もんしろは 帯より抜け出で夏を迎へる
10
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恣翁
江風の雨呼び 舟の涼しくて 蜜柑の花の香に酔ひぬらし
26
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すばる
目を閉じて遠くに聞こゆ波音と重なりあった貴方の寝息
15
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みやこうまし
平熱とう安き言葉の尊さをこの十日間風邪ひきて知る
13
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あかる
忘れじと言いきる強さ持てぬまま 今日も君との日々をたどりし
6
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詠み人知らず
辛くとも人は何処かに大切な物を隠して生きてゆくのか
9
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みなま
夫なき世一年廻りまた次の日々が来るいつまで続くのか
9
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へし切
然らぬだに老い身はつらく悲しきをなほも気遣ふ子らのしあわせ
20
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みなま
そんなにもばらが憎いか白猫は今日も花瓶のばらを抜き置く
12
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詠み人知らず
出来あひの思想に飽きてはつなつに金時豆をふつふつと煮る
5
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南美帆
満月は夜更けの道を帰りゆく 君を見守り追いかけ照らす
10
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