石川順一のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
冷たさに火照った頭は現実へ夏日の朝の蛇口をひねり
7
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詠み人知らず
メトロへの入口で回すオルガンの老女の手に見るさっきまでのパリ
6
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紫草
夏色の景色を切り取り帯にせんするりと締めて歌会へゆかん
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千葉 甫
窓からの夕陽の伸びるテーブルの下に光って一つのナッツ
6
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新座の迷い人
株屋言う 千五百円が まじかにと 騙されて買い 損をするかな
6
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西村 由佳里
コツカツと靴を鳴らしてさしすせそ今日の行き先お目めの病院
7
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中野美雄
薄紅の汝の羽包める撫でしこの花の震ふを見れど飽かぬかも
7
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kingface
蒸し暑く過ごし難ける京なれど昼寝せし日は夏をいとしむ
4
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なかしぃ卿
蛸食べること知らなくて半夏生業界の仕掛け新たなるかな
4
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なかしぃ卿
梅雨明けて夏来にけらし七夕のさらさら笹の短冊揺れり
4
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なかしぃ卿
盆地故に熱こもりたるあおによし奈良の燈火会燃ゆる想ひと
3
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あゆか
大木は昔の川を知っているひいじいちゃんが子供のころの
14
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kingface
熱波煎る地に這ふ蟻をあはや踏むところなりしに足を留めつ
5
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あゆか
幼き日たどりたどれぬハッカ飴変わらぬ味を駄菓子屋で買う
14
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あゆか
クワガタが駄菓子屋さんで前髪に絡みついたの 連れて帰るの
12
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あゆか
映画よりプラネタリウムわれかつて児童館でひと夏あそんだ
14
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滝川昌之
エアコンの効いた車に頭下げ 路上誘導 猛暑の憂鬱
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川島さかな
美しい瞳にうつる掛時計僕は気づいた「録画忘れた」
5
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川島さかな
夜行バス渡れよ渡れ長岡と松阪隔つネオ天の川
5
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へし切
忘れまじ取るに足らぬと雑草の名をも知らへぬ咲く花のあるを
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