石川順一のお気に入りの歌一覧
むらさか
あく抜きは不要 息抜きは必要 コンニャクだって人間だって
10
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へし切
身の上に非のあることを知らずんば況してやほかの謗りも知らず
26
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ながさき
百万年 暗き場所にも ひとすぢの 明かり灯れば 世界は変はる
30
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千葉 甫
高いビル下から暮れてゆきながらぽつりぽつりと灯の点る窓
8
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あゆか
広告の品を買うのに飽きてきて丸大豆醤油をじっと見る
10
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千映
久し振り文月に聴くシャンソンの表現期待しこころ弾みぬ
10
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あゆか
雷が飽きずに山で鳴りつづけ疲れないまま下山の準備
12
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千映
暑いのと気付く脳ミソあるうちは元気な証拠とメール打ってる
12
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あゆか
お祭りの屋台は雨で値下げするテントの中に雨が飛び込む
13
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西村 由佳里
それがしの任務は終わりティーシャツは洗濯カゴですやすや眠る
7
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海原 真生
閉じ籠り 白い部屋に私だけ 外の真夏を知ることもなく
4
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リクシアナ
露草がつま先染める夏の朝ゆうべの月と紗衣を羽織る
24
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滝川昌之
飲み会に二時間遅れてくる友は彫りが深くて眉毛が太い
19
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奏音
スキ キライ 花占いを呪いに、私の心もごまかしてよ。 ねぇ。
6
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奏音
天然なあの子の代わり? 文系の私に「月が綺麗」はずるい。
6
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夕夏
ぼうそうのやまきりくずしうんがとすとうきょうわんがみずのじゅんかん
3
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奏音
「あなたなら分かってくれると信じてた」 笑顔であなたはナイフをかざす
4
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夕夏
こまつちゃうくっさくききのぜんほういじどううんてんうんがをつくる
3
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詠み人知らず
移動式遊園地から逃げ出した回転木馬はモンマルトルへ
5
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詠み人知らず
たおやかに山の裾へとひろがって夏を運ぶ風のゆうびんや
6
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