石川順一のお気に入りの歌一覧
へし切
暑き夜の寝覚めのわるき憂鬱は頭痛となりて吾を襲いたり
21
もっと見る
ケンタロウ
暑い日が ようやく過ぎて 今夜には 探してみよう ふる流れ星
5
もっと見る
洩矢転石
さっきから白い車ばっかりだきみは後部座席で寝てる
5
もっと見る
kingface
願はくは飛騨の高嶺に踏み出だし夏の夜空ぞ見つめ飽かまし
3
もっと見る
詠み人知らず
公園の水飲み場には虹の橋父と母と子の気持ちかけて
3
もっと見る
詠み人知らず
カワセミの翡翠の羽へ包んでは奥深く闇に月惑わせて
3
もっと見る
コタロー
保冷劑首に卷きつつ汗流し仕事終へれば水となりけり
4
もっと見る
コタロー
一仕事終へたる後に風を切り走るバイクはツバメのごとし
5
もっと見る
大莫迦者
手車に 重く垂れ込む 生コンが 行ったり来たり 夏の昼の苦
5
もっと見る
朔夜
吾が心かき亂すだけかき亂しオケラのやうに去りてゆく君
4
もっと見る
コタロー
トラ猫が甘えた聲で擦り寄つて母の行動全部ジャマする
6
もっと見る
朔夜
振り向かずふり向かせもせず前をゆくその藝人の凪なる背中
5
もっと見る
詠み人知らず
ハモニカの如く並びぬ窓枠の昏き空洞無人のアパート
22
もっと見る
中野美雄
大海のとどろくなへに暮れなずみ天翔りゆく黒き影ひとつ
8
もっと見る
恣翁
遠雷を交へ 涼風 夕立ちを呼び 青桐ぞ鳴らし初めぬる
16
もっと見る
美津村
熔けし鉄を注ぐロボット腕あげて反転する時その腕光る
8
もっと見る
美津村
乾きくる空気に狂ふロボットは熔けたる鉄をこぼしつつ注ぐ
10
もっと見る
美津村
熔けし鉄のこびり着きたる太き腕傾けロボットは鉄を鋳流す
9
もっと見る
コタロー
歸省してケンカもしたる母なれど食卓一杯我の好物
8
もっと見る
中野美雄
暮れてゆく海 鳴り響動もせる切岸の 海桐実ゆるる死の影ゆるる
5
もっと見る
[1]
<<
1273
|
1274
|
1275
|
1276
|
1277
|
1278
|
1279
|
1280
|
1281
|
1282
|
1283
>>
[2319]