夢士のお気に入りの歌一覧
淡 深波
天神の硯を返し淡墨をうち広げたる雲は群鷺
5
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平 美盛
朝夕の肌射す冷えと懐に年の終わりの近きを想う
5
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詠み人知らず
あと二枚めくる暦は焦り気味 何を成したとゆらりと問う
5
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河のほとり
待ちし程のおもかげはなほ及かずけりいまただに見る秋の錦に
12
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ながさき
年老いて 孤立化せずに 生きてゆく 同年代の 同志と共に
19
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淡 深波
街路樹よ誰を待ちてか佇める 空には鴉二三鳴き渡る
6
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紹益
七色の 虹の向こうに 見晴かす 海原遠く 西方浄土
15
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詠み人知らず
雲海の漂う山の頂きの草に透けたる露の咲きぬか
5
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詠み人知らず
今季初 ガスストーブに点火して ごく一部でも しあわせ感じ
16
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只野ハル
鷺一羽国道電柱家並み越え何処へ帰るか秋の夕暮
10
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片井俊二
パラパラとページをおくる片隅に奇数奏でる図書室の秋
9
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詠み人知らず
高齢の夫婦が路地でウォーキング腕を前後に真っ直ぐ大きく
8
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みやこうまし
ひねるのが歌の骨子と思えども 常焦点の歌しか詠めぬ
14
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へし切
だんだんと似てくる癖の父偲ぶ無器用なれど一途であれと
20
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つゆくさ
考えてわからぬことは 当たり前 真面目に過ごし 時を待つのみ
8
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へし切
思い出は涙となりてあふれ出で止むをしらずや何の涙ぞ
22
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ながさき
長崎の オランダ坂に 雨が降る 遠くにかすむ 街の灯哀し
23
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あかる
亡き夫に与えられたる幸いに報えぬままに十の記念日
10
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詠み人知らず
陽も陰り沈まる部屋に野で摘みし野菊かざれる赤白黄色
10
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桜園
退院し家事するわれをみつめいし夫の視線に優しさ感ず
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