秋日好のお気に入りの歌一覧
へし切
はつ夏の空にとけゆく青もみじそよ風に揺れこころ洗われ
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詠み人知らず
暑くなり恵みになるか雨の降るされど変わらぬしおれたツツジ
12
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コーヤ
お台場のビルの谷間に凛とした富士の姿が、心豊かに
18
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詠み人知らず
押入れのなかにひそんだかくれんぼ狭くて入れぬ大人になりぬ
23
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詠み人知らず
高校の近くで流行るラーメン屋学割がきく大盛りがウリ
12
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詠み人知らず
露店でて輪投げやクジや綿菓子やリンゴ飴あるお祭りの道
15
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もり
本屋でも寄ってみようか木曜はわたしに種を蒔くような日で
19
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都詩
小雨打つフロントガラスいっぱいに虹に輝き梢広がる
16
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洩矢転石
このままじゃいけないってことに気がついてぼくはかかとを踏むのをやめた
9
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苺アイス
惡戲に かみをゆらしき 春風が白と黒との 流れを創る
3
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只野ハル
もう既に夏日真夏日早過ぎる季節の歩み俯く影に
19
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夢月
萎れゆく花の色にぞ我おもふ潤いなき身の褪せゆく心を
31
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恣翁
熱情に つき動かされし交はりの果てに 荒寥ばかり沈みぬ
24
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栞
三日月のように尖ったあの人の影の部分を覗きたくなる
20
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詠み人知らず
香りよき豆を挽きたる薄暗きジャズの流れる老舗カフェかな
15
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コーヤ
新緑の千鳥ヶ淵の桜みち幹の太さに驚き歩く
10
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コーヤ
昭和館戦中戦後伝えたい労苦の跡の今があること
12
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詠み人知らず
電線にツバメがとまり鳴いているきっと近くに巣があり子あり
14
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もなca
たらちねの母の育てし甘藍の虫喰いさえも愛しかりけり
22
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詠み人知らず
夕方のスーパーに行き値引かれた弁当を買うひとりごはんよ
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