詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
ビビンバは人参多くて閉口す家守の体は浮き始めたり
10
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石川順一
お日様が印刷されし傘を見て昨日の雨を強く自覚す
12
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KEN
忍摺りまとふ狩人放つ矢の疾驅の如き風掠む野邊
14
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詠み人知らず
欲も脈も感ぜさせぬも覚えずに顔寄せぬれば人間の匂ひ
4
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詠み人知らず
この試練 立ち向かへども怖ければ おさまえててね おさまえててね
6
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恣翁
音もなく 葉を濡らしたる走り梅雨 疲れし空は 眠りゆ醒むまじ
21
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夢士
電子辞書ゆびで示して汗たらり小さき駅の朝の改札
11
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横井 信
ゆっくりと迷いながらも進むとき雨降り始め香り立つ道
12
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詠み人知らず
ゆっくりと静かな諦念つたわってそうじゃないよが届いたら、いい
8
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詠み人知らず
祝えると思える明日を待つ今日の心のなかに老いたわたくし
8
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へし切
うたかたの消へてはかなき蛍火の愛しき妻はまた夢の中
19
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詠み人知らず
午後に鳴るユーモレスクに誘はれて檻のベットで夢貪りぬ
20
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滝川昌之
青梅を漬けたい妻が隠すのは手つかずにある歴代の瓶
17
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藍子
我だけに詠める感性信じてるネット歌人と呼ばれようとも
11
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秋日好
歩けない君はこの手を支えにし我が名の意味を改めて知る
19
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秋日好
その肌が温かいうちこの頬を離すつもりはない 闇静寂
19
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煩悩
病院の大名行列のさながらに蚊柱を引き連れ君は通学路を行け
5
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詠み人知らず
期待され重たく感じた瞬間にぶん投げ出奔する性質の
8
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聴雨
葦原のほそき小径をそぞろゆけば揺るる葉先に上弦の月
13
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聴雨
葦原の瑞穂の國にかへり来て変はらぬ鄙によしきり謳ふ
6
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