遠井 海のお気に入りの歌一覧
山田美弥
絵に描いた幸せひとつ与えられ安心しろと命令されて
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恣翁
睫毛にし 触れたる乳首の感触や 二人の危ふき仲に似るらむ
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小林檎
風邪ひいて火照る身体を冷やしつつ「今頃みんな三時間目か」
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ふきのとう
四十余年をこの地に生きて里よりも心地よきかと米をとぎおり
22
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おおしまゆきこ
夕間暮れ うつむき歩く人はみな 余所見している手のひらのなか
10
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沙波るり
歯並びの綺麗な人が好きなんだ肩に並んだ窪みが語る
4
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詠み人知らず
子を宿すひとの象形と知りしより身といふ文字を慎みて書く
4
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詠伝
冗談に紛れて貴方に動脈を喰い破られたいドラキュラごっこ
6
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朝がお
幼子のトゲと媚薬は透明で言葉一つに酔うて惑わされ
4
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紫草
冷えの来ぬ秋の長きに疲れしか濃緑の葉は破れてうつろ
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詠み人知らず
憂鬱の鬱の書き順知り初めて何度も書く濃い闇のやうな字を
3
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詠み人知らず
注ぐなら容器に倣う液体も 堰を越えれば凶器となりぬ
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祐鈴
「とりっくおあとりーとめんと」と笑う子ら弱酸性で洗ってしまえ
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詠み人知らず
正直に言います君をひと目見てうまそうと思っちゃったぼくです。
4
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詠み人知らず
売ることの理不尽所有のかなしみを胸に抱きて今日も商ふ
2
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葵の助
球場に打音が響き沸き上がる 頑張れ!県立商業高校
2
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早花
しっかりと結んだくせにほどけなくなったらなどと不安がってる
7
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へし切
独り寝の 侘しさつのる 秋の夜は妻の枕を 傍らに置き
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詠伝
あなたっていったいなんど勝負下着を無駄打ちさせれば会ってくれるの
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ひの
最小の単位で夏がここにある歯をプチトマトに立てる瞬間
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