葵の助のお気に入りの歌一覧
薫智
雨で知るより添う傘の小ささも耳の後ろのほくろの位置も
23
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リンダ
掃除機で吸って欲しいと転がって絨毯のうえ三毛の毛だらけ
12
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詠み人知らず
和太鼓のリズムに合せ力強く子宮を蹴りぬ臨月の胎児
4
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恣翁
眠るがに目を閉ぢ 湯浴む女の髪ゆ湯気立ち 背に滴垂らせり
19
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高島津 諦
不自由なものごとばかりありすぎて「塩適量」に立ち竦んでいる
3
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詠み人知らず
亡き母の文庫本読み気に掛かる 何を想うや折り目のページ
184
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村上 喬
明け方の雨はやさしく降り始めこじれた過去をときほぐしゆく
47
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村上 喬
ふとさむくなりたるせなに日は差してあのてのひらを思いだしおり
22
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村上 喬
雨だれは両手にあふれこぼれゆくフラッシュバックの記憶の欠片
16
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村上 喬
のみさしのラムネの瓶に残されたビー玉越しに海はひろがる
304
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ふきのとう
無口なる長女がそこにいるだけで和みとなるや里帰りのとき
27
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ヒナ・ヒナタ
明日などいらない夜にパルプンテさけんだ声はむなしく消えた
11
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ヒナ・ヒナタ
運命をオン・ザ・ロックで飮みほして欠けることなき月を待つてる
30
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恣翁
日溜まりの山茶花の下 居眠れる猫 捨てられて懐かざるべし
19
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さまよいくらげ
こんなにも華奢な骨格ゆるやかに他人のものの君を抱いたら
6
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さまよいくらげ
今はもう君の一部になっている俺の額に君は触れてく
4
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浅草大将
くどくどと林檎の芯を吸いつくすまたも女にすてられた夜
10
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みやこうまし
行きずりの縁であっても意気投合出来れば嬉しネットの絆
19
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詠み人知らず
月の夜のムーンウォークの道化師は 拍手がほしい できたら愛も
20
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たんぽぽすずめ。
吊されたズボンは今も土砂降りであなたを待った時間みたいだ
22
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